ガロ・ソノマ・カベルネ・ソーヴィニヨン
Gallo Sonoma Cabernet Sauvignon
アーネスト&ジュリオ・ガロ・ワイナリー
Ernest&Julio Gallo Winery
1933年カリフォルニアに設立されたこの会社は以後規模拡大を続け、
世界最大のワイナリーとなった。
現在では、日本国内だけでも¥1,000〜¥10,000超の、子会社
(たくさんある)のワインも入れれば¥1,000以下の価格帯まで、
フルラインナップで展開している。
つまり、私の嫌いな『大量生産品』なのだが、それだけなら
当欄で取り上げたりはしない。
『大量生産』ではあるが、美味いのだ。文句なしに!
大きめのボルドーグラスで味わってみると、まず感じるのは
チェリーやブラックベリーの香り。典型的なカベルネのアロマだ。
だが、時間が経つにつれて、高級革製品のような上品な香りがする。
飲んでみると、カベルネ・ソーヴィニヨンにしては軽い口当たり。
柔らかなタンニンで極めて飲みやすい。
赤ワインを飲みなれている方には、マイルドすぎて不満が残るかも。
つまり、このワインは、料理と合わせて初めて真価を発揮するのだ。
自己主張が弱いぶん、いろいろな料理とよく合う。
洋食系惣菜のほか、醤油や味噌を使用した和食にも。
但し、あまり甘くない味付けであることが条件。
さばの味噌煮や肉じゃが、ハンバーグ、ロールキャベツなどに。
甘くなければ、おせちの昆布巻きや煮しめとも相性がよい。
煮る際に、砂糖を使わず醤油だけで味付けするのがコツ。
写真は1996年ヴィンテージ。
1997年ヴィンテージの希望小売価格は¥2,550。
(輸入元:ガロ・ジャパン)
詳細についてはここかここを押して
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